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1階西(小児科)病棟 
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胃専門外来(ピロリ外来)のお知らせ

ピロリ菌ってご存知ですか?

 最近、消化器関係の学会で最もホットな話題はヘリコバクター・ピロリ菌に関するものです。ピロリ菌は胃疾患との関連で数多くの研究成績が報告されていますが、このところ、新聞や雑誌でも取り上げられ、患者さんの多くが知るところとなり、関心も高まり、ピロリ菌について相談されることが多くなってきていると思います。当院ではこれまでヘリコバクター・ピロリ菌と胃疾患につき活性酸素の面より研究を続け、学会などで数多くの報告を行い、成果を上げてまいりました。

以上のような医療状況の中、ヘリコバクター・ピロリ菌を中心とする胃疾患、十二指腸疾患の専門外来として胃専門外来(通称ピロリ外来)を平成10729日より、開設し、1年間が経過しました。

さて、ピロリ菌とは?

 簡単にピロリ菌について説明したいと思います。ピロリ菌とは、胃に中に住み着き、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍さらには胃癌の原因として世界的に注目されている細菌です。1983年オーストラリアの研究者が初めて胃の中に細菌がいることを証明し、ヘリコバクター・ピロリと名付けました。数本のべん毛をもち、ラセンの形をした細菌で、胃の中の粘液内に棲息しております。ピロリ菌はアンモニアを作り出したり、活性酸素やさまざまな毒素を作り出し、

炎症を引き起こし、胃壁を傷つけ、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍さらには胃癌へと進展する可能性が推定され、世界各国で研究され、報告されています。

ピロリ菌と胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌

 胃癌の多いわが国では、ピロリ菌の感染率も欧米より高く、50歳以上では80%近く陽性を示します。しかしピロリ菌がたとえ感染していても症状を認めなかったり、感染した人すべてが胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃癌になる訳ではありません。胃潰瘍の80%、十二指腸潰瘍の95%、胃癌の90%にピロリ菌が検出され、またピロリ菌陽性の人は、陰性の人の6倍胃癌になりやすいとの報告もなされており、また動物実験でもつい先日ピロリ菌の感染により胃癌に進展したことが証明され、話題となったことは記憶に新しいことと思います。

 胃潰瘍、十二指腸潰瘍などはH2ブロッカーやプロトンポンプ阻害剤(PPI)など強力な攻撃因子の登場により1ヶ月後には50%、2ヶ月後には90%潰瘍は治癒します。しかし、再発しやすい病気で、1年に40%近く再発するとも言われています。最近、除菌療法を施行し、成功した症例では、再発しにくくなり、薬をまったく飲まなくても5%ぐらいしか再発しないことが数多くされています。また、治りにくい潰瘍が除菌療法により治癒した症例もあります。

除菌療法とは?

 欧米では胃潰瘍、十二指腸潰瘍の標準的な治療法として除菌療法が広く行われるようになりつつありますが、わが国では、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の症例すべてに除菌療法を行っているわけではなく、除菌療法に取り組んでいる医師の間でもどのような疾患に対して除菌療法を行うかはまだ意見が異なります。

 当院では、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発を繰り返している人や治りにくい人では、除菌療法が有効であると考え、除菌療法を希望する人に今まで約100例近く施行しています。

 除菌療法は比較的簡単で、抗生物質2種類と胃酸分泌抑制剤(PPI)、胃粘膜保護剤の4種類を1週間だけ飲むことにより、約90%の症例で除菌に成功しました(当院でのデータ)。副作用としては下痢、味覚異常を認めましたが、当院では重篤な副作用は認められておりません。なお現在除菌療法については、健康保険の適応外であり、検査・治療に要するすべての費用は自己負担となりますが、当院では実費のみで約1.5万円かかります

 ピロリ菌についてのご相談や除菌療法についてご不明な点や質問がありましたら、遠慮なく、来院ください。除菌療法希望の方やピロリ菌の感染の有無について知りたい方などご紹介いただければ幸いです。

当外来でのこの1年間の除菌成績(平成11714日現在)

対照:胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発を繰り返している人や治りにくい人で、除菌療法を希望される方。

方法:胃酸分泌抑制剤と抗生物質2種類、胃粘膜保護剤の4種類を1週間内服

結果:症例24

   除菌成功23名(除菌率95.8%) 極めて高い除菌率

        除菌不成功1名のみ

    副作用は1名に発疹を認めるのみ。

国立大蔵病院 胃専門外来(通称ピロリ外来)

予約は不要です

  田代博一(内科):水曜日午後2時から3

              場所:特殊外来

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男性不妊外来のご案内

国立大蔵病院 泌尿器科

男性不妊外来について

 通常の性生活を1年続けても妊娠に至らない場合、「不妊症」と定義されます。WHO(世界保健機構)による不妊夫婦に対する調査では、その半数において不妊原因が男性側に存在していました。当外来は、この不妊症に悩む御夫婦のうち男性サイドを対象として診療を行っています。
 当外来では、男性生殖機能を正確に把握し、精液性状を改善させるための治療を積極的に行います。
 また、人工授精・体外受精といった補助生殖技術に関しても、産婦人科と緊密な連携を図っています。

精子と妊娠

精子は、精巣(睾丸)で造られ、精路と呼ばれる通路を通り、前立腺等よりの分泌液とともに精液として射出されます。正常精液には、1ccあたり数千万の運動精子が存在します。そして1匹の運動精子が卵に穿通し(受精)、その受精卵が子宮への着床に成功すると妊娠が成立します。


※可能であれば、御夫婦での受診をお願いします。
※紹介状をお持ちであれば、お持ちください。
※原則として、保健医療での受診が可能です。
※第二回目よりの診療は、予約制となります。


男性不妊外来 毎週水曜日
受付時間 午前8:30〜11:30
(一般泌尿器科外来を兼ねる)
担当医 大橋 正和

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遺伝相談外来のご案内

国立大蔵病院 産婦人科

遺伝相談ってなに

 遺伝相談は、本人あるいは家族の誰かが病気や何らかの健康上の特徴を持っている時、それが遺伝するかどうか、どうして起こったのか、どのような治療法があるのかなどの質問にお答えする外来です。
 また、遺伝しない病気でも相談の対象になります。例えば、妊娠中に服用した薬剤、妊娠を知らずに撮影したレントゲンの影響などについても、ご相談に応じます。

出生前診断の相談

 やがて生まれてくる赤ちゃんの健康が心配となる時、例えば染色体異常、奇形、遺伝性疾患(先天性代謝疾患など)、などの心配がある時、生まれてくる前にどのような診断法や解決方法があるかについてご相談に応じます。
 出生前診断法は現在様々な方法があり、また医学的にも倫理的にも大きな問題をかかえております。そこでまず本当に必要な検査か、また検査にはどの様なものがあり、どの様に行われるのか検査結果の意味するところを十分理解して頂けるようにご相談致します。


※相談される方のプライバシーは厳しく守られます。
※可能であれば、ご夫婦での受診をお願いいたします。。
※相談は時間がかかることが多いため、すべて予約制です。


相談日
毎週金曜日 午後2:00より
費用
費用は相談内容により異なりますが、原則として自費扱いになります。
初診:2,500円前後
再診:1,000円前後
電話予約
受付時間 午後1:00より午後4:00まで
TEL(03)3416-0181 内線204
産婦人科外来
 「遺伝子相談希望」とおっしゃって下さい。
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母性内科外来のご案内

国立大蔵病院 母性内科

内科疾患と診断されているが妊娠を希望されている方、前回の妊娠中に内科的異常を経験したが次回の妊娠はどうなるか不安だという方 は いらっしゃいませんか?
このような方々を内科的に診る科が母性内科です

内科疾患をすでに持つ女性を対象に妊娠にむけての治療計画をたて、妊娠中の治療管理を行い、分娩後のフォローをすること、 また妊娠中思いがけず発症した内科疾患を管理することが主な診療内容です。

どんな病気が対象となるでしょうか?  

膠原病(全身性エリテマトーデス、 シェ-グレン症候群、 抗リン脂質抗体症候群など)  
甲状腺疾患(バセドー病、慢性甲状腺炎)  
糖尿病  
高血圧症  
腎疾患(慢性腎炎)
気管支喘息  

など多岐にわたります。詳細は「母性内科について」へ


*母性内科外来 
  毎週金曜日  午前9:00より
  受付時間
   午前8:30〜11:30

担当医 村島温子

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