血液検査室


私たちが病気をして病院に行くと、お医者さんは「血液検査をして調べてみましょう」と言います。その血液検査のひとつで、身体に侵入者があるとすぐ反応して戦う白血球、人間が生きていくのに無くてはならない酸素を身体の角ずみ迄運ぶ赤血球、出血に対してすぐ働き出す血小板、これらの数や形態をしらべるのが血液検査室で働く私たちの主な仕事です。また、怪我などで、もし、血が止まりにくかったり、止まらなかったら大変な事です。止血には血小板と身体の中に何種類もある凝固因子というものが作用します。それらの成分を測定(凝固検査)する事も行なっています。白血球は身体の炎症反応を、赤血球は主に貧血を、血小板は止血の力など、患者さんの身体の状態を診るのに欠かせない検査です。