
最終更新日:2025年10月07日
薄毛に悩む方の中には、自毛植毛を検討している人も多いのではないでしょうか。しかし、治療には高額な費用がかかるイメージがあり、どのクリニックを選べば良いのか迷ってしまうのも事実です。
近年は独自の植毛技術を導入し、従来よりも安く・安心して施術を受けられるクリニックも増えてきました。医療ローンが使えるので毎月の支払いも無理のない範囲で収めることもできます。
この記事では、自毛植毛をできるだけ費用を抑えて受けたい方のために、料金が安く評判も良いおすすめクリニック9院を厳選して紹介します。さらに、後悔しないための選び方についても解説しますので、クリニック選びの参考にしてください。
目次
自毛植毛とは、AGA(男性型脱毛症)の改善に向けて有効な治療法の一つです。
AGA治療と言えばフィナステリドやミノキシジルを使った投薬治療が有名ですが、植毛は生着すれば普段通りに髪は伸び続けるため、治療をやめるとまた薄毛になるといったことはありません。
その名の通り、自分の髪の毛を薄毛部分に移植します。
AGAになりやすい部位は額の生え際や頭頂部と言われており、逆に側頭部や後頭部は影響を受けにくいです。そのため、側頭部や後頭部から毛包という組織を採取し、額の生え際や頭頂部に移植するのが基本です。
採取した組織(毛包)のことを「グラフト」と呼びます。
成長に期待できる組織を採取・移植しますので、定着さえすれば通常の髪の毛と同様に成長できます。手術後半年ほどで効果を実感し、1年もすれば太くて長い髪の毛に成長できるでしょう。
自分の組織ではなく、合成繊維で作られた人工毛を移植する方法です。
自分の細胞・組織でないものを移植するため、拒絶反応などのリスクが高く、定期的なメンテナンスが必要などデメリットも多くあります。そのため、日本皮膚科学会のガイドラインにおいても推奨されていません。
治療効果に期待できる自毛植毛にはメリットも多いですが、明確なデメリットもあるため、それらを理解した上で選択するか検討してみましょう。
自毛植毛は拒絶反応や炎症、感染症リスクが低い治療法とされています。日本皮膚科学会からAGA治療として、推奨される治療法でもあります。費用がかかるため、いきなり自毛植毛から始めるケースは少ないですが、本格的に治療したい方にはおすすめです。
そして、定着すれば長期的に生え続けるというのもメリットです。定期メンテナンスも必要ないため、通院の手間やランニングコストはいりません。自然と髪の毛が生えてきますので、ヘアアレンジやカラーも自分の思い通りに行えます。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版
自毛植毛には複数の施術法があり、中には傷跡や刈り上げた部分が目立つケースがあります。徐々に目立たなくなりますが、術後は植毛したことがバレることもあるのです。現在では刈り上げない施術法もありますので、気になる方はそちらを選択すると良いでしょう。
自毛植毛の費用はグラフトの数と施術法によって異なりますが、50万円を超えることも珍しくありません。自毛植毛のもっとも大きなデメリットは、この費用面ではないでしょうか。
ただ、生着してしまえばランニングコストはかからないため、初期費用が高いというイメージです。
具体的に自毛植毛の施術方法は、3つやり方があって、それぞれに特徴があります。
トータル的に考えて、私が個人的におすすめしたいのは「FUE」法です。順番に詳しく解説していきます。
FUT法とは、後頭部の皮膚を帯状に切除し、ドナーをまとめて採取・移植する施術法です。自毛植毛の中では昔からある施術法でもあります。ただ、近年では次の解説するFUE法の方が主流になりつつあります。
FUT法は刈り上げる工程がないため、施術前後で髪型に大きな変化がありません。
そして、施術費用面では最もリーズナブルな施術法です。自毛植毛をコスパ優先で進めたい方は、このFUT法をおすすめします。自毛植毛を提供しているクリニックは多いので、自分好みのクリニックを選べるのもメリットです。
最大のデメリットは、後頭部の皮膚を切除するため傷跡が残ってしまう点です。
そして、傷跡の範囲も広いためダウンタイムも長めになっています。麻酔が切れてからの痛みも強いですし、傷跡が治るまで制限も多くなってしまいます。術後に不安を残したくない方は、あまりおすすめできない施術法です。
FUE法とは、髪の毛を1本ずつ毛根ごとくり抜いて採取し、そのまま移植する方法です。多くのクリニックで扱っている施術法で、仕上がりの良さや傷跡が目立ちにくいことからFUE法を選択する方も増えています。
FUE法の最大のメリットは、頭皮に残る傷跡が目立ちにくいという点です。
小さな器具を使って1本1本採取するため、ひと目で傷跡と分かるような感じにはなりません。ただ、採取するという工程があるため傷跡自体は残る点は覚えておく必要があります。
もう一つのメリットとして、ドナーを1本1本採取できるため、移植する髪の毛を医師が選べるというものがあります。髪の毛の流れや質感に合わせて選択できますので、しっかりと生着すれば自然な仕上がりになりやすいです。
FUE法のデメリットは、移植元となる毛(後頭部)を1mm程度の長さに刈り上げる必要がある点です。施術後は、刈り上げ部分を隠せるウィッグを使って、日常生活に影響が出ないように配慮します。
ただ、FUE法でも刈り上げずに施術する方法もあるため、どうしても刈り上げるのは嫌だという場合は、そちらの施術法がおすすめ。費用に関しては、刈り上げる方法に対して、少し高くなる傾向にあります。
ニードル法とは、韓国のキム教授によって「バンドル・ヘア・トランスプランテーション」という施術名で開発された施術法です。
先端に髪の毛よりも細い針が付いた専用器具を使って小さな穴を作り、採取した組織を移植していきます。比較的新しい施術法であり、注目されている施術法です。
そんなニードル法のメリットは、使用される植毛針が極細のため頭皮にかかる負担が少ないという点です。手術後の腫れや痛みが強くなるダウンタイム中でも過ごしやすく、回復も早いため日常生活を送れるようになるまでの制限期間も短くなっています。
他の施術法と比較して傷跡も目立ちにくいため、施術後でも植毛したことがバレにくいのもメリットですね。移植する毛包の数や毛量、毛の生え方を医師側で調整できるため、より自然な仕上がりを目指すこともできます。安全性も高く、仕上がりにもこだわれる施術法ということが分かります。
その一方で、従来の自毛移植とは異なる治療器具を使うため、高度な知識と技術力、経験が必要になります。
そのため、医師の技術力によって仕上がりに差が出やすいとされているのです。ニードル法を提供しているクリニックも少ないため、事前の情報収集が重要になってくるでしょう。
そして、一度に移植できる量に限りがあるのもデメリットで、移植する範囲によっては複数回の施術が必要になります。医師の技術力も必要ですし、特殊な器具を使うため1グラフトあたりの費用も最も高いです。
施術の度に各種手数料もかかりますし、本当に予算に余裕がある方しか選べません。
続いて、自毛植毛の費用相場について見ていきましょう。クリニックによって支払う項目は異なりますが、一般的には以下のような計算式になります。
その他にはカウンセリング費や診察費、アフターケア費などが含まれます。最も高くなるのが施術別のグラフト費、その次に基本治療費、そしてその他の順です。では、施術別のグラフト費と基本治療費について見ていきましょう。
FUT法 | FUE法 | ニードル法 | |
---|---|---|---|
基本治療費 | 200,000~300,000円 | 200,000~300,000円 | 200,000~300,000円 |
グラフト費 (1グラフトあたり) |
860円~ | 900円~ | 1,050円~ |
基本治療費に関しては、施術別に大きな差はありません。一般的には200,000~300,000円です。
グラフト費は1グラフトあたりで計算され、FUT法<FUE法<ニードル法の順で高くなります。
グラフトとは、毛根を含む毛穴の組織の単位です。1グラフトで髪の毛1~3本と思って頂いて大丈夫です。
FUT法とFUE法ではそこまで大きな差はありませんが、ニードル法だけ1グラフトあたり150~200円の差があります。100グラフトになれば15,000~20,000円、1,000グラフトになれば150,000~200,000円の差になりますので、コスパ重視だが移植範囲が広い方はFUT法かFUE法を選択すると良いでしょう。
500,000円を超えることも珍しくない自毛植毛の場合、一括で支払うのが難しいケースもあります。そのような場合、支払い方法にも注目してみましょう。審査はありますが、医療ローン(メディカルローン)を使えば分割払いで負担を減らすことができます。
グラフト数 | FUT法 | FUE法 |
---|---|---|
500グラフト (軽度~中等度のM字・O型に植毛) |
600,000~750,000円 | 650,000~800,000円 |
800グラフト (M字の生え際に植毛) |
800,000~1,000,000円 | 850,000~1,100,000円 |
1200グラフト (後退した前頭部に植毛) |
1,200,000~1,400,000円 | 1,300,000~1,500,000円 |
2000グラフト (前頭部から頭頂部にかけての広範囲に植毛) |
1,900,000~2,100,000円 | 2,000,000~2,200,000円 |
軽度~中等度のM字やO字を植毛する場合、おおよそ500グラフト必要になります。
500グラフトは自毛植毛の中でも少なめですが、それでも600,000~800,000円ほどの予算が必要になります。術後検診や再施術などが必要になった場合、1,000,000円を超える可能性もあると覚えておきましょう。
後退した前頭部に移植する際に目安となる1,200グラフトになると、1,200,000~1,500,000円と一気に高くなります。広範囲の植毛だと2,000,000円を超えることも珍しくなく、一括で支払うのが難しい価格になるでしょう。だからこそ、無理せず行えるグラフト数を把握しなくてはいけません。
ただ、実際にどのくらいのグラフト数でどのくらいの範囲をカバーできるかはイメージしにくいと思います。そのため、各クリニックの症例写真を確認してみましょう。
ある程度イメージできれば、それだけで費用も算出しやすくなります。それでも不安な方は、契約前に無料カウンセリングを受けると良いでしょう。
クリニック名 | 基本治療費 | 1グラフト費 | モニター割引 | 保証内容 | 施術方法 | クリニック数 |
---|---|---|---|---|---|---|
親和クリニック | 220,000円~ | 990円~ | 20%/50%OFF | ・翌日洗髪サービス ・定期検診 ・交通費、宿泊費サポート |
FUE法 | 全国6院 |
カミノクリニック | 220,000円~ | 880円~ | 10%/20%/30%/50%OFF | ・翌日洗髪サービス ・定期検診 ・交通費、宿泊費サポート |
FUE法 | 全国120院以上 |
湘南AGAクリニック | 0円 | 720円~ | 144円~190円OFF | ・定期検診 ・交通費サポート制度 |
FUE法 | 全国133院 |
アイランドタワークリニック | 220,000円 | 990円~ | 10%/20%/50%OFF | ・定期検診 ・全額返金保証制度 ・交通費、宿泊費サポート |
FUE法 | 全国3院(新宿・大阪・名古屋) |
アスク井上クリニック | 220,000円 | 880円~ | あり:要問合せ | ・定期検診 ・交通費、宿泊費サポート |
FUE法 | 全国1院(東京都) |
紀尾井町クリニック | 220,000円 | 660円~ | なし | ・定期検診 ・宿泊、食事サポート |
・FUT法 ・FUE法 |
全国2院(東京・大阪) |
東京植毛美容クリニック | 0円 | 900円~ | なし | ・定期検診 ・術後洗髪サービス |
FUE法 | 全国1院(東京都) |
ニューエースクリニック | 220,000円 | 990円 | 20~50%OFF | ・定期検診 ・オペ代全額返金保証 ・再手術保証 ・交通費、宿泊費サポート |
FUE法 | 全国2院(東京・福岡) |
東京植毛クリニック | 220,000円 | 900円~ | あり:要問合せ | ・定期フォローアップ検診 ・交通費、宿泊費サポート ・全額返金保証制度 |
FUE法 | 全国1院(東京都) |
日本ウェルネス再生クリニック | 110,000円 | 730円 | 最大50%OFF 基本治療費が0円 |
・翌日洗髪サービス ・定期検診 |
・FUT法 ・FUE法 |
全国1院(大阪) |
ヨコ美クリニック | 0円 | 935円~ | なし | ・術後検診 ・無料相談 |
・FUT法 ・FUE法 |
全国1院(神奈川) |
AGAスキンクリニック | 220,000円 | 1,067円~ | 10~50%OFF | ・術後検診 ・無料相談 |
FUE法 | 全国66院 |
※1グラフトあたりの料金はモニター価格などを適用していない金額(通常価格)
今回の比較表の中で注目すべきなのが、「費用が高すぎない」と「保証内容の充実度」です。もし1グラフトあたりの料金が高くても、基本治療費が無料だったり、キャンペーンやモニター制度を使うことで総額自体は安いケースもあります。500グラフト・1,000グラフト・2,000グラフトごとで総額比較してみるのもおすすめです。
そして、保証内容の充実しているクリニックで厳選するのもおすすめです。施術後の生着率を高めるための洗髪サービスや、遠方の方であれば交通費・宿泊費サポートの有無で探してみましょう。失敗の不安がある方は、全額返金保証制度を提供しているクリニックもおすすめです。
施術方法 | FUE法 |
---|---|
料金 | 【高密度自毛植毛MIRAI法】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:990円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・翌日洗髪サービス ・定期検診 ・交通費、宿泊費サポート |
支払い方法 | ・現金決済 ・クレジットカード決済 ・メディカルローン |
クリニック数 | 全国6院(新宿2院・銀座・名古屋・大阪・福岡) |
親和クリニックは、年間2,400件以上の実績を誇る自毛植毛専門クリニックです。口コミでも「症例数が多く安心できた」「カウンセリングが丁寧」と高評価を得ています。
経験豊富な医師とスタッフによる施術はスピーディーかつ確実で、生着率を高めながら1回で5,000株もの植毛にも対応可能です。
提供している施術法は、パンチブレードで組織をくり抜くFUE法を元に作られた独自植毛「MIRAI法」となっています。独自開発したブレードと技術を駆使していますので、傷口や痛みも最小限に抑えられますし、ダウンタイムも従来のFUE法よりも短いです。
MIRAI法の場合、基本治療費は220,000円、1グラフトあたり990円。カウンセリング料や初診料は無料となっていますので、移植するグラフト数で費用を計算しやすいです。モニター制度も採用しているため、最大50%OFFで自毛植毛を受けられる機会があります。
全国6院展開に加え、交通費・宿泊費の補助制度もあるため、地方からの来院もしやすいのが魅力。自毛植毛を検討している方は、まずは無料カウンセリングで自分に合った治療法を相談してみてください。
施術方法 | FUE法 |
---|---|
料金 | 【カミクリ式植毛術】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:880円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・翌日洗髪サービス ・定期検診 ・交通費、宿泊費サポート |
支払い方法 | ・現金決済 ・クレジットカード決済 ・キャッシュレス決済 ・医療ローン |
クリニック数 | 全国120院以上 |
カミノクリニックは、全国に提携院含め120院以上展開している美容クリニックです。
全国にあるため地方の方でも通いやすく、仮に近くに医院がなくても交通費・宿泊費サポートを利用できます。経験豊富な医師が集まっているため、技術力の高さはもちろんのことカウンセリングや診察の質も高いと評判です。
カミノクリニックでは、日本製植毛機「QFUシステム」を用いた施術を行っています。累計症例実績10,000件以上もある植毛器メーカーと共同開発していますので、安全性だけでなくスピーディーかつ自然な仕上がりに期待できます。カミノクリニックのみでの稼働のため、大きな強みの一つと言えるでしょう。
それに加えて、HCEと呼ばれる成長因子を注入します。サイトカイニンやエクソソームなど厳選された成長因子となっていますので、長く太い髪の毛への成長が期待できます。施術全体でメスを使わないため、ダウンタイムが短いのも嬉しいポイントです。
施術費用は、通常のカミクリ式植毛術で基本治療費220,000円+1株あたり880円、刈り上げないノンシェーブンカミクリ式植毛手術だと基本治療費は無料で1株あたり1,650円です。
毎月先着25名様限定で、カミクリ式植毛術が50%OFFの440円、ノンシェーブンカミクリ式植毛術が60%OFFの660円で利用できますよ。
施術方法 | FUE法 |
---|---|
料金 | 【スマートFUE植毛】 基本治療費:0円 グラフト料金:720円(モニター価格:576円) |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期検診 ・交通費サポート制度 |
支払い方法 | ・現金決済 ・デビットカード決済 ・クレジットカード決済 ・メディカルローン |
クリニック数 | 全国133院 |
湘南AGAクリニックは、全国に133院以上を展開しているSBCグループが運営している大手美容クリニックです。地方に住んでいても通院しやすく、さまざまな美容施術を経験してきた医師が集まっているため、どんなトラブルにも対応することができます。
施術法はFUE法で、パンチを使ったノンシェーブン植毛にも対応しています。遠方で連休が取れない場合は、オンライン診療を用いた「1day植毛」もおすすめです。施術前のカウンセリングや診察をオンライン診療で終わらせることで、施術当日のみの通院で完結することができます。
施術費用は、スマートFUE植毛が1グラフトあたり720円、ノンシェーブン植毛が1グラフトあたり950円となっています。カウンセリング料や診察代、マイクロスコープ診断費、血液検査費用、そして基本治療費などは一切かかりません(施術を受けない場合は診察代が発生する)。
基本治療費が必要ないためリーズナブルな部類に入りますが、モニター制度も導入しています。スマートFUE植毛は720円→576円、ノンシェーブン植毛は950円→760円と20%OFFの料金で施術を受けられますので、公式ホームページなどへの露出に抵抗がない方は利用を検討してみましょう。
施術方法 | FUE法 |
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料金 | 【i-Direc植毛】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:990円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期検診 ・全額返金保証制度 ・交通費、宿泊費サポート制度 |
支払い方法 | ・現金決済 ・銀行振込 ・クレジットカード決済 ・医療ローン |
クリニック数 | 全国3院(東京・大阪・愛知) |
アイランドタワークリニックは、国内植毛シェア率5年連続50%以上を記録しているクリニックです。累計症例数は35,000件以上、年間施術株数2,150,000株以上、10年以上の無事故・無違反、消費者センターへのクレーム報告0件など、公表している実績や安全性に関しては申し分ありません。
口コミでも高い評価を得ていましたが、医師や看護師、スタッフの質がとても高いです。カウンセリングや診察はもちろんのこと、技術力やデザイン力、施術後のアフターフォローまで徹底しています。クリニックには10名以上の常勤医師やスタッフがいますので、いつでも相談対応してくれます。
提供している施術法は、グラフト採取・ホール作成・インプラントの各工程で最善の方法を組み合わせた「i-Direct」です。デザイン性と生着率を高めた独自の施術法で、ダメージも少ないためダウンタイムも短くなっています。1グラフトあたりの料金は少し高めですが、血液検査費用や定期検診費用はいりません。
オプションを選べるのも面白いポイントで、生着が上手くいかなかった際に使える「全額返金保証制度」があります。手術費用をすべて返金してもらうか、追加費用なしで再手術を受けられる制度です。もしくは、AGA治療薬を使った投薬治療を1年間無料で受けられます。
施術方法 | FUE法 |
---|---|
料金 | 【i-SAFEスタンダード】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:880円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期検診 ・交通費、宿泊費サポート |
支払い方法 | ・現金決済 ・銀行振込 ・クレジットカード決済 ・医療ローン |
所在地 | 東京都新宿区歌舞伎町2-46-3?SIL新宿6階 |
アスク井上クリニックは、新宿に店舗を構える美容クリニックです。経験豊富な医師・看護師が在籍しており、カウンセリングを担当するアドバイザーも在籍しています。丁寧なカウンセリングで施術の不安を解消し、技術力の高い施術で高い生着率に期待できます。
最も重要視しているのは、工程ではなく「結果」です。つまり、植毛した後に患者様がより良い未来へ進めるように、結果にこだわった施術を提供しています。髪の毛の量や太さはもちろんのこと、自然な流れになるように株を厳選し、10年後でも違和感のない髪の毛に期待できるのです。
アスク井上クリニックが提供しているのは、独自開発された切らない自毛植毛「i-SAFE」です。浅い刃入れでグラフト採取が可能になっており、採取するグラフトの大きさに合わせたパンチを使います。それによって、生着に必要な組織部分を残しつつ傷跡やダメージを最小限に抑えることができるのです。
施術費用は、i-SAFEスタンダードの場合基本治療費220,000円、1グラフトあたり880円となっています。相場内に収まっていますし、支払い方法も豊富なため分割払いも検討できます。遠方の方であれば、交通費・宿泊費サポートも受けられるのも嬉しいポイントです。
施術方法 | ・FUT法 ・FUE法 |
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料金 | 【FUT法】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:660円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期検診 ・宿泊、食事サポート |
支払い方法 | ・現金決済 ・クレジットカード決済 ・医療ローン |
クリニック数 | 全国2院(東京・新大阪) |
紀尾井町クリニックは、1998年から自毛植毛専門クリニックとして活動しています。27年以上の歴史とノウハウを持っており、技術力はもちろんのこと薄毛の悩みに対して真摯に向き合ってくれます。カウンセリングの質も高いですし、初めての自毛植毛でも安心して任せることができるでしょう。
現在、自毛植毛はFUE法が主流となっています。そんな中、紀尾井町クリニックではFUT法でも施術を受けることが可能です。個人の都合に合わせて治療を進めるため、無理してFUE法を推奨することはありません。各施術の特徴やメリット・デメリット、施術後の副作用リスクなどを説明した上で決めていきます。
デザイン(仕上がり)にもこだわっており、植毛範囲・密度・配分・太さや髪の毛の流れなどを徹底的に分析して移植します。10~30年後の頭髪を予測してデザインしますので、自然なヘアスタイルを保つことができるでしょう。もちろん、カラーなども自由に変更可能です。
FUT法であれば、基本治療費が220,000円、1グラフトあたり660円で施術を受けられます。合計880,000円以上で宿泊費・食事サポートを受けられますし、1泊2日で植毛を終わらせられる最短治療プランも提供しています。遠方で通院するのが難しい方でも、負担を抑えて施術可能です。
施術方法 | FUE法 |
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料金 | 【FUE法】 基本治療費:0円 グラフト料金:900円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期検診 ・術後洗髪サービス |
支払い方法 | ・現金決済 ・クレジットカード決済 ・医療ローン |
クリニック数 | 全国1院:東京都中央区新富1-5-12 エスパシオ3F |
東京植毛美容クリニックは、植毛施術900件以上を達成した植毛専門クリニックです。施術を担当するのは専属の医師のみとなっていますので、医師によって技術力がバラバラになる心配がありません。植毛する部分の流れを重視し、できるだけ自然に見えるように工夫してくれます。
完全予約制+完全個室による対応となっているため、プライバシー配慮にも力を入れていることが分かります。最寄り駅の新富町駅から徒歩2分というアクセスの良さもあり、全体的に通いやすいクリニックと言えるでしょう。定期検診や、術後洗髪サービスも受けやすいです。
施術法は、メスを使わないFUE法を採用しています。植毛したことをバレたくない方は、後頭部を刈り上げないタイプの施術も受けられます。施術を複数回に分けて受けることで、周りに違和感を与えずに改善していくことも可能です。
施術費用は1グラフトあたり900円ですので、相場とほとんど変わりません。そして、基本治療費は0円となっています。基本治療費の相場は220,000円ですので、他のクリニックよりも220,000円分安く施術を受けられるのです。考え方を変えると、220,000円分も多く植毛できるということですね。
施術方法 | FUE法 |
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料金 | 【ニューエース式植毛術】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:990円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期検診 ・オペ代全額返金保証 ・再手術保証 ・交通費、宿泊費サポート |
支払い方法 | ・現金決済 ・クレジットカード決済 ・医療ローン |
クリニック数 | 全国2院(渋谷・福岡) |
ニューエースクリニックは、東京の渋谷と福岡にオープンしたばかりの植毛専門クリニックです。オープンしたばかりで症例実績は他のクリニックよりは劣りますが、口コミでは「高度な自毛植毛を受けられて良かった!」という評価が確認できました。初回カウンセリングは、オンラインで受けることも可能です。
植毛専門クリニックだからこそ、他のクリニックでは珍しい施術法を提供しています。それが、植毛機器QFUシステムを使った「ニューエース式植毛術」です。QFUシステムは累計症例実績が10,000件以上あり、日本製ならではの信頼性と安全性があります。
さらに、毛髪再生を促進させる「NAC式ヘアリプログラミング」を併用することで、短期間で効果を実感することも可能です。施術はすべて熟練の医師が担当し、移植する髪の毛も1株ずつしっかりと厳選してくれます。自然な仕上がりに期待できると共に、ダウンタイムも素早く終わらせることができるでしょう。
基本治療費は220,000円、1株あたりの価格は900円となっています。福岡院であれば、開院記念キャンペーンとして基本治療費110,000円、1株あたりの価格は500円です。交通費・宿泊費サポートもありますし、モニター制度を活用すれば20~50%の割引を受けることもできますよ。
施術方法 | FUE法 |
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料金 | 【丸刈り自毛植毛】 基本治療費:220,000円 グラフト料金:900円 |
カウンセリング料 | 無料 |
保証内容 | ・定期フォローアップ検診 ・交通費、宿泊費サポート ・全額返金保証制度 |
支払い方法 | ・現金決済 ・銀行振込 ・クレジットカード決済 ・医療ローン |
クリニック数 | 全国1院:東京都港区芝大門2-10-4 SGビル4階 |
東京植毛クリニックは、日本・トルコ症例実績121,110人を達成したクリニックです。定着率は95%と非常に高く、信頼性と品質の高さにこだわっています。経験豊富な専門医が丁寧なカウンセリング・診察を行い、その人に合った適切な施術法をオーダーメイドしてくれます。
そんな東京植毛クリニック最大の特徴は、業界で唯一の「植え放題プラン」を提供している点です。1,270,000円という高額設定ですが、広範囲の植毛を予定しているならお得になることが多いです。部分刈り上げ自毛植毛も植え放題プランの価格は同じため、広範囲だと部分刈り上げ自毛植毛も検討できるでしょう。
ただ、強引な営業やありえない提案は一切行いません。カウンセリングや診察を通して、納得できる施術内容とプランを提案してくれるのです。しっかりと定着するように世界基準の株分け技術で採取している点などを考慮すると、安全性と生着率にこだわる方におすすめしたいクリニックです。
ここからは、自毛植毛クリニックを選ぶ際に注目すべきポイントについて解説していきます。
植毛は一度施術すると元には戻せない施術ですし、費用も高額なものが多いため、後悔しなくてもいいように、ポイントをまとめました。
まずは、自分が希望する施術法があるのか確認してみましょう。
基本的にはFUT法かFUE法になると思います。コスパ重視で考えたい方はFUT法、仕上がりの良さや傷跡を残したくない(目立たせたくない)方はFUE法を優先して検討してみましょう。
予算に余裕があってダウンタイムの短さや仕上がりにこだわりたい方はニードル法も良いですが、提供しているクリニックも限られています。クリニック独自の施術法もあるため、気になる方はカウンセリングを受けてみるようにしましょう。
自毛植毛は外科手術のため、仕上がりや生着率は施術者の技術力やデザイン力に左右されます。
とくに採取する髪の毛を1本1本厳選するFUE法を選択する場合、厳選する能力と素早く採取・移植する技術力が必要です。だからこそ、技術力のある施術者が在籍しているクリニックを選ばなくてはいけません。
まずは、そのクリニックの運営期間や症例実績を確認してみましょう。クリニック全体で症例数が多いと、それだけ施術の成功率と信頼性の高さにつながります。施術データも多く所有していますので、施術後のトラブルも迅速に解決することが可能です。
医師の紹介ページがある場合、医師個人の経験や実績も確認してみましょう。症例写真付きで紹介されている場合、施術後の仕上がりもイメージしやすいです。業界の中で名医として名前を挙げられている方もいますので、不安な方はそういった名医を選ぶと良いでしょう(ただし予約は取りにくい)。
施術法にもよって度合は異なりますが、施術後の頭皮はダメージを負っています。
麻酔が切れ始めると痛みも強くなりますし、ついつい触ったりして刺激を与えると悪化する可能性もあります。そのような場合に備えて、しっかりとアフターフォローしてくれるクリニックを選びましょう。
・ダウンタイム中の痛み止めや化膿止めの処方
・定期的な術後検診
・生着しなかった際の再手術
など…
クリニックによっては、全額返金保証制度を採用しているケースがあります。手術後に生着しなかったり、何かしらトラブルが起きた場合に施術費用を全額返金してくれる制度です。
適用させるための条件はありますが、高額施術だからこそ全額返金保証制度があるのは安心感につながります。
自毛植毛は施術費用が高額になりますので、契約前にしっかりと施術費用の内容を確認しておく必要があります。
合計でいくらかかるのか、その内訳が明確になっているか、なぜその費用が必要なのかの説明があるのかなど、細かい部分まで丁寧に説明してくれるクリニックがおすすめです。
そして、追加料金の有無についても確認しておきましょう。施術が終わった後にいきなり別料金が発生したり、メンテナンス料金が相場より高いなど、トラブルになることも多いからです。明朗会計を表明しているクリニックであれば、こういったトラブルは少なくなります。
支払い方法の種類が多いのも、自毛植毛においては大きな強みとなります。
クレジットカード決済だけでなく、医療ローン(メディカルローン)があると支払いしやすいです。何回の分割払いに対応しているのか、毎月いくら支払えば良いのかなどはカウンセリングで聞いてみましょう。
自毛植毛した髪の毛に関しては、基本的に「健康的な髪の毛と同じ寿命」となっています。
移植して定着した髪の毛は、他の髪の毛と同じヘアサイクルを繰り返すからです。
自毛植毛術は82.5%以上という高い生着率が得られることを記載している
引用元:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン
日本皮膚科学会によると、自毛植毛の定着率は82.5%以上となっています。高い確率で健康的な髪の毛と同じ寿命を迎えられるのです。では、健康的な髪の毛の寿命について簡単に見てみましょう。
【健康的な髪の毛の寿命】
一般的に、健康的な髪の毛の寿命は2~6年程度と言われています(女性の方が長め)。
自毛植毛をしてもすぐに定着するわけではありませんが、時間が経過すると共に毛細血管が形成されて血液や栄養が行き渡るようになります。ここまで経過すれば通常の髪の毛と同じヘアサイクルになりますので、長期に渡って生え続けることにも期待できるのです。
生着すると長期に渡って生え続けると書きましたが、「移植部位が再びAGAになったら薄毛が進行するのでは?」という疑問があると思います。結論から言うと、再びAGAになって薄毛が進行する可能性は低いとされています。
なぜなら、AGAになりにくい側頭部・後頭部から組織を採取して移植しているからです。将来的にAGAが再発しにくいというのも、自毛植毛のメリットと言えるでしょう。
しっかりと生着したとしても、ケアを怠ると寿命はどんどん短くなってしまいます。そのため、自毛植毛をした後でも以下のようなことに気を付けてみましょう。
・術後のケア
手術後の頭皮は非常にデリケートな状態になっています。刺激しないのはもちろんのこと、禁止・制限されている行動はしないようにしましょう。そうすることで生着率は上がり、長期的に健康で寿命の長い髪の毛に成長してくれます。
・生活習慣を見直す
移植した髪の毛はAGAになりにくいですが、ヘアサイクルを正常化するためにも規則正しい生活習慣が重要です。栄養バランスの良い食事、質の良い睡眠、ストレスのない生活などを意識することで、髪の毛が太く長く成長しやすくなります。
・投薬治療も検討してみる
移植した髪の毛自体はAGAの影響を受けにくいですが、その周りの頭皮・髪の毛はAGAの影響を受ける可能性があります。そうなると全体的なバランスが悪くなってしまい、薄毛が目立ってしまう可能性があるのです。そのため、自然な見た目を維持するために医師と相談して投薬治療を併用することもおすすめです。
最後に、自毛植毛を受ける前に知っておくべき知識について解説していきます。
知らずに手術を受けてしまうと、勘違いから大きなストレスになってしまう可能性があります。
まず、自毛植毛の効果を実感するまでには約6ヶ月~1年ほどかかります。
そのため、1~2ヶ月ほどしか経っていないのに効果を実感できない…とショックを受ける方がいます。発毛効果自体は高いが、即効性には期待できないと覚えておく必要があるでしょう。個人差はありますが、一般的には以下のような流れで発毛していきます。
移植した毛包は、術後1週間ほどで定着して血流が再開します。その際に、移植した毛根が一時的に脱落し、皮下組織で新しい毛髪が作られ始めます。移植した毛髪周辺の毛も脱落するショックロス(※後述)という現象が起こることもありますが、その部分もしっかりと生えてくるため安心です。手術部位の腫れや違和感もなくなり、頭皮も安定してくるでしょう。
この時期になると、産毛のような細い髪の毛が生え始めます。成長すると太く長い毛になりますが、まだまだ「生えてきたかな?」くらいのレベルです。しっかりとしたケアと、生活環境を改善することで副作用なども起こりにくくなります。
術後6ヶ月ごろになると、移植した毛髪が7割ほど生えそろいます。見た目でも発毛を実感でき、細かった髪の毛も太くなってきます。そして術後10ヶ月~1年ほど経てば、移植した毛髪はほぼ発毛を終えて成長期に入るでしょう。薄毛も感じず、さまざまなヘアスタイルに挑戦可能です。
自毛植毛手術が終わったのに、植毛した部分から毛が抜け落ちることがあります。この現象のことを『ショックロス』と呼び、手術後に驚く方も多いです。ただし、ショックロスは一時的な症状ですので、一定期間が経過すれば脱毛は止まって新しい毛が生えてきます。
ショックロスは、術後3~4ヶ月までに起こりやすいと言われています。早い方だと術後2~3週間ほどで脱毛が見られる方もいますが、そもそもショックロスが発症する確率は約20%ほどです。5人に1人と考えれば少なくない数字ですが、手術前から心配するほどの確率ではありません。
実は、このショックロスの医学的な原因は分かっていません。毛髪サイクルの影響とも言われていますし、手術時の麻酔の影響、移植された毛髪の適応度の影響など、その人によってバラバラなのです。ただ、抜ける髪の毛の量は10~15%ほどですので、見た目的にすぐ分かるようなものではありません。
ショックロスを確実に防ぐ方法はありませんが、フィナステリドやデュタステリドを用いた投薬治療を併用することが医学的に好ましい成果を挙げています。
残念ながら自毛植毛に健康保険を適用させることはできません。
AGA治療の中でも高い治療効果が期待できるだけに、自由診療しかないというのは大きなデメリットと言えるでしょう。
これはどの医療機関で自毛植毛しても同様で、AGA専門クリニックでも適用できません。診療費から施術日、アフターケア用品、術後検診まですべて実費となります。
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