「バイアグラを使いたいけれど、病院に行くのはちょっと恥ずかしい…」そんな悩みを抱えている方に注目されているのが、誰にもバレずに購入できるオンラインクリニックです。

オンライン診療に対応するクリニックでは、スマホやパソコンから診療・処方まで完結でき、自宅に薬が届くため、手軽かつプライバシーも守られます。

この記事では、信頼できるバイアグラ処方対応のオンラインクリニックを5つ厳選してご紹介。あわせて、家族や知人にバレずに利用するコツも詳しく解説します。安全に、そしてこっそりとバイアグラを入手したい方は参考にしてください。

バイアグラ（シルデナフィル）の効果

まずは、バイアグラ(シルデナフィル)にはどのような効果があるのか簡単に見ていきましょう。

バイアグラを服用することで、主成分シルデナフィルの「血管の拡張作用効果」が発現し、陰茎に十分な血流が行きわたるようになります。それにより勃起が起こりやすくなり、正常な性行為を行うことが可能です。

個人差はありますが、服用して30分～で効果が出始め、おおよそ4時間ほど持続すると言われています。

よく勘違いする方もいますが、バイアグラは勃起するのをサポートする薬であって、精力剤のような性的興奮作用はありません。そのため、性的刺激がないと勃起することはありません。服用しても突然勃起するようなことはありませんし、性的刺激の消失や射精後には勃起状態は解消されます。

参考：添付文書情報 バイアグラ

バイアグラはこんな方におすすめ

ED治療薬はいくつかの種類があり、それぞれ持続時間・効果が出るまでの時間・食事の影響度といった違いがあります。

バイアグラは、持続時間が実用的（4時間）かつ値段も450円～と安いので、もっともニーズのある王道のED治療薬と言えるのではないでしょうか。最大36時間、効果が続くお薬もありますが、正直ちょっと長すぎると個人的には思いますし。

服用から30分～1時間ほどで勃起力向上を実感できるため、性行為までの時間をダラダラと過ごしたくない方にもバイアグラはおすすめです。このように、治療効果とコスパのバランスが非常に良いのが、バイアグラの特徴です。

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バイアグラ1錠あたりの価格は450円～1,800円程度

ここからは、バイアグラ1錠あたりの価格相場と、バイアグラの種類によってどのような違いがあるのか解説していきます。

種類	1錠あたりの価格相場
バイアグラ25mg	1,300円～1,800円
バイアグラ50mg	1,500円～2,200円
バイアグラジェネリック25mg	450円～900円
バイアグラジェネリック50mg	900円～1,200円
ODフィルム25mg	800円～1,500円
ODフィルム50mg	1,000円～1,800円

バイアグラには、「先発医薬品」「後発医薬品(ジェネリック)」「ODフィルム」の3種類があります。日本で認可されているシルデナフィルの含有量は25mg・50mgのみです。

50mgから服用することが一般的ですが、高齢の方や持病がある方は25㎎を推奨されることもあります。どちらの含有量にするかは、医師と相談しながら決めてください。

価格に関しては、含有量が多い方が高くなっています。薬の種類で考えると、先発医薬品が最も高くジェネリックが最も安いです。どのくらいの頻度で服用するかにもよりますが、コスパ重視ならジェネリックを選ぶと良いでしょう。

ODフィルムとは

バイアグラODフィルムとは、シルデナフィルが含まれたフィルム型のED治療薬です。
バイアグラの錠剤を平べったくしたものであり、含有量も錠剤と同様に25mg・50mgがあります。形状がフィルム型になっただけであり、成分や勃起力向上効果に変化はありません。

フィルム型になったことで、水を使わずに服用できるのが最大のメリットです。口に含むだけで唾液と混ざって溶けていきますので、場所・シチュエーション問わず服用することができます。

性行為前に薬を飲む姿を見られないため、バイアグラを飲んだと思われにくいのも大きな利点と言えるでしょう。パートナーに「ちょっとトイレに行ってくる」と伝えて、こっそり服用することもできます。

ODフィルムの包装は「6.5cm×4.0cm程度」となっています。名刺の半分くらいのサイズをイメージしてみましょう。財布やパスケースに入れてもかさばらず、ちょっとした外出でも気にせず持って行くことができます。錠剤だと圧迫して中身が飛び出てしまう可能性がありますからね。

結局どれがおすすめなの？

• 値段が高くても先発品が良ければ「バイアグラ」
• コスパ良く続けていきたい方は「バイアグラジェネリック」
• 性行為のタイミングが読めない方は「ODフィルム」

それぞれメリットはありますが、個人的に最もおすすめしたいのは「バイアグラジェネリック」です。

効果・効能・用法・用量はバイアグラとほぼ同じですし、厚生労働省に承認されているため安全性も担保されています。それでいてバイアグラの半分以下で続けられますので、治療効果とコスパのバランスが非常に優れているからです。

バイアグラが安いオンライン診療クリニック

ここからは、バイアグラの処方を行っているおすすめクリニックを紹介していきます。価格が安いことはもちろん、オンライン診療の使い勝手や配送スピード、柔軟な受け取り方法の有無などを基準に、ピックアップしました。

DMMオンラインクリニック

ED治療薬の価格	バイアグラジェネリック：341円～/錠 バイアグラODフィルム：792円～/錠
オンライン診療時間	24時間365日（年末年始を除く）
診察料	無料
お薬の送料	550円
受け取り方法	・自宅で受け取り ・コンビニ受け取り ・ロッカー受け取り

DMMオンラインクリニックは、オンライン診療のプラットフォームサービスです。24時間365日診察してもらえるため、夜間でも土日祝でも、バイアグラを使ってみたいと思ったその瞬間から行動に移せます。

受診時間によっては、最短当日発送にも対応しているため、バイアグラが届くまでスピーディーだったと口コミでも評判が良かったです。

バイアグラのジェネリックであれば1錠あたり341円～とコスパが良いです。ODフィルムの取り扱いもありますし、シアリス・レビトラ・ステンドラも取り扱いがありますので、好みに応じてED治療薬を選んでみてください。

受け取り方法はコンビニ受け取り・ロッカー受け取りにも対応しているため、第三者にバイアグラを受け取ったことはバレにくいです。家族や同居人にバレたくない方は、これらの受け取り方法も活用するといいでしょう。

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クリニックフォア

ED治療薬の価格	バイアグラジェネリック：335円～/錠 バイアグラODフィルム50mg：775円～/錠
オンライン診療時間	7:00～24:00
診察料	無料 ※お薬の処方がない場合は1,650円かかります。
お薬の送料	550円
受け取り方法	自宅受け取り

広告やCMを積極的に発信しており、知名度と利用者がグングン伸びているのがクリニックフォアです。店舗もありますが、品質の高いオンライン診療にも対応しています。「オンライン診療でも丁寧なカウンセリング・診察をしてくれた」など、口コミでも高い評価を集めています。

診療時間も7:00～24:00と非常に長く、夜遅くまで仕事をしている社会人でも安心して予約することができます。予約も公式ホームページからできますし、診察当日も待ち時間がないためスケジュール管理がしやすいです。経験豊富な医師が担当してくれますので、気になる点は遠慮なく聞いてみましょう。

提供しているバイアグラは3種類ありますが、どれも厚生労働省に承認された安全性の高いものとなっています。25mgから始めたい方はジェネリックを選びましょう。クリニックフォアでお得に処方してもらうには、「定期配送」と「まとめ買い」のどちらかがおすすめです。

1錠あたりで最もコスパが良いのは30錠セットとなっていますが、毎月の性行為がそこまで多くないなら定期配送(毎月10錠)でも十分と言えるでしょう。注文忘れが防げるのも嬉しいポイントです。受け取りは自宅となりますので、バレにくいように梱包をお願いしましょう。

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イースト駅前クリニック

ED治療薬の価格	バイアグラジェネリック50mg：400円/錠 バイアグラODフィルム25mg：850円/錠 バイアグラODフィルム50mg：1,050円/錠
オンライン診療時間	月～金曜日：10:00～21:30 土･日･祝日：10:00～17:30
診察料	無料 ※処方がない場合は3,300円
お薬の送料	1,100円(初回であれば1万円以上で無料)
受け取り方法	・自宅受け取り ・クロネコヤマト営業所受け取り

イースト駅前クリニックは、対面診療とオンライン診療を併用できる美容クリニックです。初診からオンライン診療を利用することができ、予約・診察・処方まですべてオンラインアプリで完結します。予約を取る必要もありませんので、自分のタイミングで受診することが可能です。

支払いが確認できれば、最短当日に薬の発送も行ってくれます。自宅受け取りもできますが、診察時に依頼することでクロネコヤマト営業所留めにすることも可能です。営業所留めを活用すれば、同居人にバイアグラを手に入れたことがバレにくいためおすすめです。

提供しているバイアグラは、すべて厚生労働省に承認されている国内正規品です。品質や安全性も高く、ジェネリックであれば安価で処方してもらうこともできます。ODフィルムもありますので、外出が多い方でも安心して処方してもらいましょう。

バイアグラジェネリック50mgが1錠ずつ購入できて、最大10錠まで440円という低価格で処方してもらえます！送料は全国一律で1,100円が必要ですが、バイアグラを試してみたい方にはピッタリのクリニックなので、ぜひ検討してください。

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イーライフ

ED治療薬の価格	シルデナフィル50mg(1ヶ月定期便)：817円/錠 シルデナフィル50mg(3ヶ月定期便)：810円/錠 シルデナフィル50mg(6ヶ月定期便)：790円/錠 バイアグラODフィルム50mg(1ヶ月定期便)934円/枚 バイアグラODフィルム50mg(3ヶ月定期便)890円/枚 バイアグラODフィルム50mg(6ヶ月定期便)740円/枚
オンライン診療時間	7:00～22:00
診察料	無料
お薬の送料	無料
受け取り方法	・ポスト受け取り(中身が分からないように梱包)

イーライフ(elife)は、7:00～22:00という幅広い時間帯で診療を行っています。シルデナフィルとODフィルムの定期便プランがあり、1錠あたりのコスパを求めるなら6ヶ月プランがおすすめです。他にもプランがありますので、自分のライフスタイルや予算に合わせて選ぶことができます。

診察代や送料は発生せず、費用はお薬代だけとなっています。決済時にはロイヤリティポイントを使うことも可能です。平日16:30、土日祝日16:00までに診察・決済が終わった場合、当日発送にも対応しています。地域によりますが、ほとんどの場合で翌日には自宅に届きます。

イーライフが提供しているシルデナフィルは、すべて国内の製造会社が製造したものになります。国内製という安心感があり、それを低価格で購入することが可能です。もし服用中に何か不安なことや異変が起きた場合でも、しっかりとしたフォローアップ体制が整っていますよ。

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デジタルクリニック

ED治療薬の価格	バイアグラ(シルデナフィル)定期配送：330円～/錠 バイアグラ(シルデナフィル)まとめ買い：245円～/錠 バイアグラ(シルデナフィル)バラ売り：352円/錠
オンライン診療時間	24時間365日
診察料	初回のみ：1,650円
お薬の送料	550円
受け取り方法	・ポスト受け取り

デジタルクリニックでは、初診から来院不要のオンライン診療に対応しています。スマホやパソコンから気軽に診察を受けられ、支払いから受け取りまですべて自宅で完結します。クリニックに通っている場面を見られることもありませんし、24時間365日対応なのでスケジュール管理がしやすいです。

診察料に関しては、初回のみ1,650円発生してしまいます。2回目以降の再診は無料で、薬代と配送料だけなので継続しやすいと言えるでしょう。バイアグラの料金もリーズナブルで、コスパ重視なら「まとめ買い」、注文の手間を省きたい方は「定期配送」がおすすめです。

受け取り方法はポスト投函しかありませんが、中身がバイアグラだと分からないように「ご依頼主『同上』/品名『日用品』」と記載してくれます。送り主がクリニックだと分かりませんので、中身が薬だということすらバレたくない方にも非常におすすめです。

バイアグラの服用で不安に感じたことや、何か異変を感じた際には「24時間365日対応した専門医療チーム」に相談することができます。チャット形式で話を進めていきますので、メールのようなラグはほとんどありません。聞きたいこと、答えてほしいことがすぐに解決できるでしょう。

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バイアグラ処方はオンライン診療クリニックがおすすめ

バイアグラを処方してもらうには、実際にメンズクリニックに来院して処方してもらう方法もありますが、オンライン診療がとても便利です。

オンライン診療を今までにやったことがない方向けに、オンライン診療ならではのメリットを解説していきます。

周りにバレずに購入できる

EDというのは、男性にとって非常にセンシティブな問題です。パートナーにはもちろんのこと、友人・知人にもバレたくないでしょう。しかし、クリニックに通院している姿を見られた場合、「あの人もしかして…」という要らぬ噂が流れてしまうかもしれません。

しかし、オンライン診療では予約・問診・カウンセリング・診察・薬の処方まで、すべてオンライン上で完結します。薬の受け取り時にのみバレる可能性がありますが、商品名を変えてくれたり、コンビニ受け取りに対応していたりなど、プライバシー保護に力を入れているクリニックも多いです。

費用が安く済む

オンライン診療の場合、通院の必要がないため通院費がまず必要ありません。そして、初診料・診察料が無料～1,500円ほどとなっており、再診料は無料になることが多いです。診察を受けるためにスマホの通信料はかかりますが、診察自体数分で終わるためほとんど負担になりません。

そして、バイアグラ自体の料金も安く済みます。とくに「定期便サービス」で契約すると、1ヶ月あたりのお薬代をグッと下げることが可能です。送料は550～1,000円ほどかかるものの、総合的なコスパは良いですし、注文忘れを防げるなどメリットの方が多いです。

近くにクリニックがなくても受診できる

近くにED治療に対応しているクリニックがなくても、オンライン診療であれば自宅から受診することができます。24時間365日対応しているクリニックもあるため、平日には時間が取れない社会人でも受診しやすいです。夏場や冬場のように、外に出たくない季節にはとくに助かるでしょう。

個人輸入の通販での購入は危険性が高い

バイアグラを安く購入する方法として、「個人輸入」を掲げているサイトもあります。しかし、個人輸入で購入するのはおすすめできません。危険性が非常に高く、厚生労働省でも個人輸入に関して注意を呼びかけています。
参照URL：厚生労働省　医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

偽薬の可能性

最も怖いのは、送られてきた薬がバイアグラじゃなかったケースです。2016年に新日本製薬が公表した調査結果によると、「インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品」ということが分かっています。

服用指導がない

バイアグラを服用する際に健康被害や副作用が発現しにくいように、クリニックであれば服用指導があります。しかし、個人輸入では服用指導がないため過剰摂取や併用禁忌を犯して重篤な健康被害が出てしまう可能性があるのです。

救済制度の対象外

医薬品を適正に服用したのに副作用が生じた場合、「医薬品副作用被害救済制度」を利用し、治療するための医療費補助を受けることができます。しかし、個人輸入で購入した医薬品に関してはこの救済制度を使うことができません。すべて実費での治療となってしまいます。

ED治療薬3種類の効果や特徴を比較

ここからは、主要ED治療薬である「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」にどのような違いがあるのか、各項目で比較していきましょう。そうすることで、バイアグラにしかない強みを知ることができます。

	バイアグラ	レビトラ	シアリス
ジェネリックの価格	25mg：250円～ 50mg：650円～	10mg：1,000円～ 20mg：1,300円～	10mg：800円～ 20mg：1,000円～
効果が出るまでの時間	約30分～1時間	約15～30分	約1時間
効果の持続時間	約4時間～5時間	約5時間～6時間	約24時間～36時間
服用のタイミング	性行為1時間前	性行為30分前	性行為1時間～1時間半前
勃起時の硬さ	◎	◎	〇
副作用	発現しやすい	発現しやすい	発現しにくい
食事の影響	受けやすい	内容によっては受ける	受けにくい

バイアグラ・シアリス・レビトラは有効成分が違うため、効果時間や持続時間など大きな差があることが分かります。ただ、どの有効成分も「PDE-5阻害薬」であることに変わりありませんので、EDを改善するという効果自体に大きな差はありません。

どの治療薬でも副作用（顔のほてり・頭痛など）が発現するリスクはありますが、少しでも副作用の発現率を抑えたいならシアリスを選ぶのがおすすめです。バイアグラも用法用量をしっかりと守っていれば問題ありません。

もし自分がどの治療薬を服用すべきなのか分からない場合や、初めてED治療を始める方は「トライアルセット」がおすすめです。各治療薬が1～2錠ずつ入っており、それぞれお試し感覚で服用することができます。診察時にトライアルセットがないか聞いてみましょう。

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効果が出るまでの時間

ここからは、ED治療薬で気になる「効果が出るまでの時間」「効果の持続時間」「勃起時の硬さ」について、もう少し詳しく見ていきましょう。まずは、効果が出るまでの時間についてです。

効果が出るまでの時間/効果が最も大きくなる時間

• バイアグラ：30分～1時間/1時間
• レビトラジェネリック：10分～30分/45分
• シアリス：1時間/30分～4時間

効果が出るまでの時間は「シアリス＜バイアグラ＜レビトラ」となっており、性行為まで無駄な時間を省きたい方はレビトラがおすすめです。逆に、シアリスはゆっくりと作用していくものの勃起力向上効果の最大時が長いことが分かります。そう考えると、バイアグラは非常にバランスが取れた内容ですね。

効果の持続時間

続いて、服用して効果が現れてからどのくらい持続するのか比較してみましょう。

効果の持続時間

• バイアグラ：5時間程度
• レビトラジェネリック：5時間～6時間程度
• シアリス：24時間～36時間程度

持続時間に関しては、「バイアグラ＜レビトラ＜シアリス」という結果になっています。とくにシアリスに関しては、ウィークエンドピルと呼ばれているほどの持続時間を誇り、その分だけ服用回数を減らすことが可能です。

バイアグラは最も短いですが、それでも5時間は持続するため服用タイミングを間違えなければまったく問題ないでしょう。

「これだけの時間、勃起してたら外出できないんだけど…」と思われるかもしれませんが、これらの治療薬は勃起力向上効果があるだけで、性的興奮作用はまったくありません。性的興奮・性的刺激がないと勃起することはありませんので、持続時間の長いシアリスを服用しても安心して外出することはできます。

勃起時の硬さ

最後に、勃起時の硬さについての比較です。感じ方は個人差がありますが、一般的には「シアリス＜バイアグラ＜レビトラ」とされています。つまり、最も効き目が強いのがレビトラ、普通なのがバイアグラ、マイルドなのがシアリスということです。

EDの進行状況によって決めるのも良いですし、自分がどのくらいの硬さを求めているかで決めても良いです。中には、パートナーからの意見で決める方もいます。センシティブな内容ですが、大切なことなので話し合うのも大事かもしれませんね。

バイアグラはバランス重視

ここまでED治療薬を比較してきましたが、バイアグラはED治療薬の効果としてバランスが取れているように感じます。知名度の高さもありますし、ED治療薬に不安を感じている方はバイアグラから検討してみるのがおすすめです。

バイアグラの服用方法と副作用について

ここからは、バイアグラの効果的な服用方法と、服用した際に考えられる副作用について解説していきます。バイアグラの勃起力向上効果を実感できるよう、服用手順は間違えないようにしましょう。

バイアグラの飲み方

• 性行為の1時間前に服用するのが効果的
• 水かぬるま湯で飲むことで吸収されやすい
• 1日1回の服用を厳守する
• 服用のタイミングは空腹時もしくは食後2時間後以降
• お酒は適量にする
• 脂っこい食事はできるだけ控える

バイアグラの場合、服用から吸収されて効果が出始めるまでに平均30分～1時間程度とされています。そのため、性行為の1時間前に服用するのが効果的です。ただ、ご自身の体調によって実感できるまでの時間が変動することも考えられます。1時間前はあくまで目安と考えておくのがおすすめです。

バイアグラ服用時には、水・ぬるま湯と一緒に飲み込むのが好ましいです。お茶やジュースと一緒に飲んでしまうと、効果が正しく発揮できないケースがあります。牛乳など脂肪分が多い飲み物だと、腸に膜を張って吸収されにくい可能性もあるためNGです。

バイアグラ・バイアグラジェネリック・バイアグラODフィルム問わず、「必ず1日1回までの服用に留める」を厳守しましょう。「50mgがあるんだから25mgを2錠飲んでも大丈夫だよね」と勝手な思い込みで過剰摂取してしまうと、重篤な副作用が発現してしまう危険性が高まります。

バイアグラは食事の影響を受けやすい薬でもあります。空腹時が最も吸収されやすいため、食後であれば2時間以上の時間を空けてから服用するのがおすすめです。逆に食前の前であれば、次の食事の1時間前に服用することで効果的に作用します。

とくに脂っこい食事をしてしまうと、腸に膜が張ってしまって有効成分の吸収が遅くなってしまいます。肉類・中華料理・フランス料理といったものは避け、サラダ・うどん・蕎麦といったさっぱりとした食事がおすすめです。

バイアグラの主な副作用

続いて、バイアグラの主な副作用について解説していきます。すべての副作用を書き出すと非常に多いので、今回は比較的頻度が多くて分かりやすいものを抜粋して表にまとめてみました。

バイアグラの副作用(一部抜粋)

	1%以上	0.1%～1%未満	0.1%未満	頻度不明
循環器	血管拡張(ほてり/潮紅)	動悸・胸痛・頻脈	高血圧・不整脈・末梢性浮腫	心筋梗塞・低血圧・失神
精神神経系	頭痛	めまい・傾眠・昏迷	異常感覚・記憶力低下・下肢痙攣・興奮・緊張亢進など	–
肝臓	–	AST(GOT)増加	ALT(GPT)増加・LAP上昇・LDH増加・血中トリグリセリド増加など	–
消化器	–	悪心・口渇・胃腸障害・消化不良・腹痛	おくび・胃炎・下痢・胃不快感・口唇乾燥など	–
泌尿・生殖器	–	–	陰茎痛・朝立ちの延長・射精障害・半勃起持続	勃起の延長・持続勃起・前立腺疾患・尿路感染
呼吸器	–	鼻炎	呼吸障害・鼻閉・咽頭炎・喘息	–
筋・骨格系	–	関節痛・筋肉痛	骨痛・背部痛	鼻出血・気道感染症・副鼻腔炎

バイアグラの添付文章を参考にすると、主な副作用としては、「ほてり・紅潮・頭痛」が挙げられます。
バイアグラは血管を拡張させ、血流を活発化させる作用があるからですね。細かい発現率に関しては、『バイアグラの医薬品インタビューフォーム』にて、以下のように結果が出ています。

ほてり・紅潮と頭痛の割合としては100人に3～5人くらいですが、すべての症状を含めた発現率に関しては「開発国内：41.40%」「開発海外：31.71%」となっています。何かしらの副作用、もしくは臨床検査値異常自体はそれなりに見られるということです。

その他の副作用は1%未満となっていますが、循環器障害や消化器障害、めまい、関節痛などが発現する可能性があります。もし何か異常を感じた場合は、すぐに服用を止めて医療機関に相談しましょう。

バイアグラに関するよくある質問

最後に、バイアグラに関してよくある質問をQ＆Aという形で解説していきます。意外と勘違いしていることも多いので、服用前にしっかりと頭に入れておきましょう。

Q. バイアグラでEDは治る？

EDにはさまざまな原因があり、原因によって適切な治療法があります。

・年齢や生活習慣の乱れ
・精神的要因

年齢や生活習慣の乱れによるEDの場合、バイアグラの服用よりも生活習慣を整えることが根本的な原因解消につながります。バイアグラは血流を促進し、勃起力をサポートする薬だからです。持続時間は約4時間ほどであり、その時間を過ぎると元の状態に戻ってしまいます。

しかし、精神的要因の場合はバイアグラの服用でEDの改善につながるケースがあります。例えば「パートナーとの性行為が上手くいかずEDになってしまった」という場合、バイアグラの服用で陰茎が勃起して、それが自信になってEDも解消される…といった感じです。

Q. バイアグラは保険適用される？

2022年4月からバイアグラを含むED治療薬が「保険適用の対象になる」と、厚生労働省から発表されています。ただし、風邪や怪我の治療とは異なり、ED治療薬に関しては多くの条件が定められています。

【保険適用になる条件】
・泌尿器科にて5年以上の経験を有する医師が原則必要
・他の医療機関で不妊症の治療を受けている場合は情報共有をすること
・勃起不全に関するガイドラインに従い、勃起不全と診断されている
・本人またはパートナーが過去6ヶ月以内に不妊治療を受けている
・1回の診療につきタイミング法の1周期分かつ4錠以下であること
・繰り返して投与する場合、投与の継続期間は6ヶ月を目安とする
・処方箋の備考欄に「保険診療」だと記載すること
引用：医薬品の保険給付上の取扱いについて

『不妊治療で使用される医薬品の保険給付上の取扱いについて』によると、この7つの条件をクリアしなければED治療薬を保険適用にはできないとされています。

かみ砕いて説明すると、「楽しく性行為するためには保険適用できないけど、不妊治療のために性行為するなら保険適用できるかも」といった感じです。

Q. ED治療薬はジェネリック医薬品でも安全で効果も同じ？

バイアグラジェネリックに限った話ではありませんが、原則としてジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ成分が含まれていること、効果・効能・用法・用量が同じ条件になるよう調整されています。それら条件をクリアしないと厚生労働省に承認されず、販売どころか製造することもできません。

つまり、ジェネリック医薬品でも先発医薬品と同等の効果に期待できるのです。安全性に関しても、厚生労働省の承認が済んでいるため安心して服用することができます。価格帯に関しても先発医薬品より安価ですので、継続して購入しやすいのもジェネリックのメリットです。

ただし、ジェネリック医薬品は多くの製薬会社が製造しているため、それぞれで添加物が異なるケースがあります。それにより効果が出にくいといったケースも稀にありますが、飲みやすさを考慮したものなので安全性にはまったく問題ありません。